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新日本海員組合(新日海)[労]1935.5.20

新日本海員組合(新日海)[労]1935.5.20

   海員組合では,現場と幹部間の矛盾が拡大し,幹部間の主導権争いも激化した.1934年7月革正同盟の結成をはじめ,除名・不正暴露の告訴・暴行乱闘などが相次ぎ,1935年新日本海員組合の結成となった.創立大会には600余人が参加した.本部は神戸,組合長は門司宗太郎,機関誌《新興海員》.綱領に,産業協力・国家海運の興隆・国体の遵守などをうたい,国家主義的な傾向が強いものであった.陸上でも一般世論の支持をえようとして,愛国労働団体や極右団体との連携を強めた.船内の現場では組合員の争奪が激化し,船主への待遇改善要求と争議行為が頻発した.〔参〕三輪泰史《日本ファシズムと労働運動》1988.⇒1935[労]10.8,1938[労]5.7.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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