大阪市電従業員組合[労]1934.10.21
大阪市電従業員組合[労]1934.10.21
大阪市電気局の合理化攻勢と,ファッショ迎合の組合運動が台頭するなかで,市電自助会・市電愛友会・電燈部の大阪電気労組は,1932年以来〈局闘同盟〉を組織していた.局内労働戦線の反ファッショ的統一の声があがり,3組合は前年11月から〈大阪市電気局内組合単一合同準備会〉を結成,ようやく新組織の結成に成功した.しかし,一部は更生自助会として残った.市電従組は人民戦線運動に参加したが,時代の反動化に勝てず,’36年11月〈階級闘争主義〉を放棄して更生自助会と合同し,大阪市電交通労組を結成した.〔参〕大阪交通労働組合編《大交史》1968.⇒1940[労]7.7.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。