土竜山事件[国]1934.3.9
土竜山事件[国]1934.3.9
満州三江省依蘭県土竜山地方を中心として展開された自然発生的な反日農民武装蜂起.三江省を中心とする地帯では,日本帝国主義による植民地的土地収奪に農民は反発を強めていた。謝文東の指導下に結集した農民は,3月9日の土竜山警察署襲撃以来,行動を開始し,4~5月には農民遊撃隊により第1次・第2次移民団を襲撃した.このため,移民団は当初の入植地を放棄したり,退団者が続出するなど,この蜂起は日本帝国主義の対満農業移民政策に深刻な打撃を与えた.〔参〕浅田喬二《日本帝国主義下の民族革命運動》1973.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。