農民生活権擁護聯盟[社]1934.1.23
農民生活権擁護聯盟[社]1934.1.23
自治農民協議会の長野朗(長野県)は1932年8月の第63議会に農民の生活権保障のため民訴法第570条の改正を要求した.さらに,’34年12月開会の第65議会に向けて運動を強化するため,石橋弥(千葉),斉藤勇之助(茨城),永田新司郎(静岡)らと連携しこの日第1次の農民生活権擁護聯盟を結成した.同議会で審議未了のため3月25日いったん解散したのち,翌26日全農新潟県聯及び北日本農民組合と統一し,〈農民1ヵ年食糧差押禁止法〉獲得のため,第2次の農民生活権擁護聯盟を結成した.さらに第66議会に向け8月26日組織を拡大強化し,福島農民協議会・大分農民聯盟など15団体により第3次の農民生活権擁護聯盟を結成した.〔参〕長原豊〈昭和恐慌下農民運動の一側面上・下〉(日本史研究227号,228号,1981).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。