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東交大会〈方向転換〉[労]1933.11.4

東交大会〈方向転換〉[労]1933.11.4

   大恐慌期の東交は,全協影響下の革命的反対派の活動もあって,ストをくりかえす戦闘的な組合であった.しかし,1932年争議の敗北のあと主導権を掌握した篠田八十八派は,右方向への路線転換をはかった.一方,革反派は刷新協議会を組織してそれに対抗し,東交は事実上分裂した.大会は,統一を回復することに成功したが,同時に篠田派の提起した協調主義的な新方針も承認され,ストライキ組合から団体協約によって労働条件の維持をはかる方向へ転換した.〔参〕兵藤釗〈昭和恐慌下の争議〉(隅谷三喜男編《日本労使関係史論》1977).⇒1932[政]10.25,1934[労]9.3.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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