日本製鉄従業員組合[労]1933.8.26
日本製鉄従業員組合[労]1933.8.26
1933年当時の八幡製鉄所には,’19年結成の同志会と,’20年に組伍長研究会として発足し,その後日本製鉄労働組合聯合会となった組織の2つの労働団体が存在した.ともに社会民衆党系の組織であったが,構成員の職階の違いと製鉄所の労働団体分離政策により分立していた.しかし,日本製鉄の発足を前にして,ともに弱体化した組織を立て直すべく,両団体は合同し,日本製鉄従業員組合となった.〔参〕三宅明正〈昭和恐慌期の労資関係〉(日本史研究240号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。