共産党熱海事件[政]1932.10.30
共産党熱海事件[政]1932.10.30
共産党に壊滅的打撃を与えた一斉検挙事件.共産党は32年テーゼによる再編をはかるため,10月末全国代表者会議を開くことを決定した.この間,警視庁のスパイ松村(飯塚盈延)の陰謀による〈ギャング事件〉で党の勢威は失墜し,さらに松村の手引きで,30日熱海に集まった地方代表11人,続いて紺野与次郎,風間丈吉ら中央部をはじめ,1500余人が逮捕された.〔参〕松本清張《昭和史発掘5》1967.⇒1932[国]5.20.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。