社会大衆党[社]1932.7.24
社会大衆党[社]1932.7.24
中間派の全国労農大衆党と右派の社会民衆党が,合同して結成.委員長安部磯雄,書記長麻生久,党員7万人.1936年1月,日本労働総同盟と全国労働組合同盟が合同して全日本労働総同盟が結成され支持団体となった.反資本主義・反共・反ファシズムの三反主義を掲げた.’36,’37年の総選挙で右傾化への抵抗を期待する国民の支持をうけたが,幹部はしだいに軍部に接近した.近衛文麿の新体制運動のもとで’40年7月同党はみずから解党し,大政翼賛会に吸収された.〔参〕増島・高橋・大野《無産政党の研究》1969.山室建徳〈社会大衆党小論〉(《昭和期の社会運動》1983).⇒1932[社]1.19,1934[社]10.28,1939[社]2.9,1940[社]7.6.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。