日本労働同盟[労]1932.5.30
日本労働同盟[労]1932.5.30
満州事変を契機として国家社会主義に転向した全労脱退派が11月に結成した労働組合.今村等会長のもとに1万3千人を結集し,日本国家社会党を支持したが,翌1933年には路線をめぐって内部対立が生じ,脱退した日本主義派は’34年2月に日本産業軍を結成し,残留した国家社会主義派は11月に総同盟および全労に吸収され,同盟は事実上解消した.〔参〕《今村等伝》1980.細尾幸作〈満州事変後の右翼労働運動の台頭〉(歴史評論439号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。