32年テーゼ[国]1932.5.20
32年テーゼ[国]1932.5.20
満州事変勃発後,コミンテルンは31年政治テーゼ草案を批判し,(1)天皇制打倒,(2)寄生的土地所有廃止,(3)7時間労働制などを主要任務とした〈社会主義への強行的転化の傾向をもつブルジョア民主主義革命〉戦略を〈日本における情勢と日本共産党の任務にかんするテーゼ〉にまとめあげた.このテーゼでは,絶対主義天皇制・地主的土地所有・独占資本主義が日本の支配制度の3要素と規定されている.〔参〕加藤哲郎〈「’32年テーゼ」の周辺と射程〉(思想693号,694号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。