東京地下鉄争議[労]1932.3.20
東京地下鉄争議[労]1932.3.20
全協の指導のもとに非公然で組織されていた東京地下鉄従業員は,出征兵士の身分保障を含む待遇改善要求をかかげて,1932年3月19日車庫内の電車に立てこもって20日始発からストにはいった.警察の干渉に抵抗して要求の大部分を獲得して24日早朝争議団を解散した.百数十人の小規模な争議であったが,モグラ争議と呼ばれた籠城戦術や出征労働者の待遇問題をとりあげたことなどで,社会的反響は大きかった.〔参〕東京学習会議《1932年地下鉄もぐら争議から学ぶ》1972.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。