横浜市電スト[労]1932.3.13
横浜市電スト[労]1932.3.13
横浜市では財政困難のため1931年度予算を削減,’32年度も削減が予想され,市従業員の馘首・賃下げの不安が生じた.市電共和会はバス親交会とともに交総の指導下に馘首・賃下げ反対を嘆願したが,拒否された.当局の切崩しで組合はやや軟化したが,交総の指令でストライキに突入,当局は強硬分子38人を解雇,警察も検束をはじめたため,共和会は県特高課長の調停に応じ,被解雇者の手当増額などで妥結した.〔参〕《横交35年史》1982.⇒1929[労]3.5.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。