中国,抗日運動拡大[国]1931.9.-
中国,抗日運動拡大[国]1931.9.-
満州事変を頂点とする日本軍の一連の侵略行動に対し,中国民衆の間には強い反発が広まった.国民革命を経て一段と高まりつつあった民族主義的な意識を背景として,対日抗議集会・経済絶交(日本品ボイコット)運動・抗日義勇軍支援運動などが空前の規模に達した.これらには民衆運動活性化をめざす国民党左派系活動家や国産品の販路拡張を狙う業者など,多様な政治勢力・社会層が独自の思惑をこめて結集した.〔参〕菊池貴晴《中国民族運動の基本構造》1966.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。