全農全会派［社］１９３１．８．１５

   正式名称は全農改革労農政党支持強制反対全国会議．全農内における合法無産政党支持に反対する左派が〈革命的反対派〉として結成した組織．貧農を中心とする激しい小作争議を指導しつつ，他方で，肥料・電灯料の独占価格反対などの反独占的な農民委員会方針を提起した．１９３４年から’３６年にかけて各府県聯組織は全農総本部派へ復帰し，全会派は消滅した．〔参〕農民運動史研究会《日本農民運動史》１９６１．⇒１９３１［社］３．７，１９３６［社］７．２５．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。