筑豊炭田スト[労]1931.4.-
筑豊炭田スト[労]1931.4.-
筑豊では,恐慌による送炭制限で休坑・馘首・賃下げがあいついでいたが,5月よりさらに送炭制限が強化され,労働者の生活は逼迫した.4月末より5月にかけ,全労西部鉱山労働・総同盟日本石炭坑夫組合の指導で,八幡製鉄所潤野・中央・稲築・高雄の各炭坑,住友忠隅炭坑で争議が続発した.高雄炭坑の坑内籠城とハンストを結びつけたモグラ戦術など,激しい闘争が行われたが,多くは惨敗に終わった.〔参〕光吉悦心《火の鎖》1971.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。