住友製鋼所争議[労]1931.4.23
住友製鋼所争議[労]1931.4.23
住友製鋼では,工場協議会委員選挙に過半数を制した全労大阪金属労働組合が仕上係の熟練工を先頭に大幅賃下げに反発,怠業からストに突入した.しかし,設備更新と企業内再教育が進み,少数派の総同盟のほか修養団が暗躍,街頭デモも警察に規制された.しかも活動分子を網羅した100人余の馘首で,阪神工業地帯きっての全労の砦も壊滅した.直後の府議選では全労幹部が総同盟幹部に敗れた.〔参〕桑島南海士《戦前の住友労働運動史》1972.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。