全国労働組合同盟(全労)[労]1930.6.1
全国労働組合同盟(全労)[労]1930.6.1
組合同盟・全国同盟の合同により結成され,4万2千人を擁し総同盟とならぶ全国組織.委員長大矢省三.全国大衆党を支持し,中間派の中心として,労働戦線の統一に積極的であった.大恐慌下で争議激発方針をとり,東洋モスリン・住友製鋼をはじめ全国組織のうちで最も多く争議に関与した.日本労働倶楽部の結成をめぐり内紛が生じ,満州事変後国家社会主義派が形成された.〔参〕《日本労働運動史料》8巻,1975.⇒1929[労]9.9,1931[労]11.1.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。