湯浅伸銅所争議[労]1930.5.20
湯浅伸銅所争議[労]1930.5.20
労働争議調停法が初めて発動された争議.4月1日,労働条件の悪化に抗議し96人の従業員が総聯合の指導下にストライキに突入した.争議が長期化するなかで,大阪府当局のすすめに応じて労資双方が調停委員会開設を申請し,5回に及ぶ委員会での折衝をへて,5月20日に解決した.調停法が発動された事例は,このほかに5件を数えるにすぎない.〔参〕社会局労働部《昭和5年労働争議調停年報》.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。