新労農党[社]1929.11.1
新労農党[社]1929.11.1
合法無産政党結成をめざす大山郁夫・上村進・細迫兼光らは,共産党系の非合法主義に抗してこの日,新労農党を結成した.委員長大山,書記長細迫,のち田部井健次.党内の解消論は根強く,翌年8月29日,大阪府聯が党解消を決議,細迫も同調して除名され,10月21日河上肇・上村らも〈戦闘的解消〉を主張して除名された.こうして党勢が衰えたため,’31年7月5日,全国大衆党などと合同し全国労農大衆党を結成した.〔参〕《大山郁夫伝》1956.岩村登志夫《日本人民戦線史序説》1971.⇒1929[社]8.8,1930[社]8.29,1931[社]7.5.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。