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新労農党樹立提案[社]1929.8.8

新労農党樹立提案[社]1929.8.8

   大山郁夫・細迫兼光・上村進の連名で合法無産政党結成をよびかけた提案.1928年4月の労働農民党解散命令後,再建運動がはじまったが,共産党はコミンテルン第6回大会のプロレタリアの党は共産党ただ1つという決議にもとづき,途中から再建反対に転じた.そのため12月の新労農党結成大会が解散を命ぜられるや,政治的自由獲得労農同盟を結成した.その後,合法政党論者はしだいに分離し,’29年8月,大山らは合法的な〈新労農党樹立の提案〉を発表した.政治的自由獲得労農同盟は8月14日の全国委員会で,上記3人と河上肇・小岩井浄を除名したが,大山らは支持者を拡大,11月1日,新労農党を結成した.〔参〕細迫朝夫〈労農党と統一戦線〉(産業社会論集[立命館大]30・31号).⇒1928[政]4.10,1929[社]11.1.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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