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東京交通労働組合(東交)[労]1929.6.25

東京交通労働組合(東交)[労]1929.6.25

   1924年暮〈安全デー〉を敢行した東京市電自治会は,翌年には市電・バス部門の労働者のほとんどを網羅する大組織に成長した.だが,評議会の影響が浸透しはじめるにつれて内部対立が激化し,’27年8月労農党系の本部派と日本大衆党系の現実同盟に分裂した.おりから,省線の拡充,地下鉄・乗合自動車の進出によって市電の経営が悪化し,当局による人件費削減策が進められていた.こうした事態を背景に統一の気運が高まり,’29年6月両派の合同によって東京交通労働組合の成立をみた.東交は日本交通労働総聯盟の主軸組合として数度に及ぶ争議をたたかったが,’40年7月,産報運動の進展に抗しきれず解散した.〔参〕《東京交通労働組合史》1958.⇒1924[労]5.1,1926[労]6.27,1929[労]12.5,1933[労]11.4,1940[労]7.7.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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