ルール鉄鋼争議[国]1928.10.-
ルール鉄鋼争議[国]1928.10.-
1928年10月の賃金協約改訂交渉で鉄鋼経営者は,金属労組の時給15ペニヒ賃上げ要求を拒否し,時給6ペニヒの仲裁裁定を労相ヴィッセルが拘束力宣言すると,これも無視してロックアウトを敢行,同時に裁定の無効を求める訴訟を起こした.争議は再度の特別裁定により収拾されたが,国家の仲裁制度に対する経営者側の挑戦とみなされた.〔参〕平島健司《ワィマール共和国の崩壊》1991.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。