《マル・エン全集》刊行開始[文]1928.6.5
《マル・エン全集》刊行開始[文]1928.6.5
《全集》刊行は,大鐙閣から1920年に開始されたが途中挫折し,改造社が〈世界観の根底としてのマルキシズム研究は現代の必要である〉とのふれこみで,全20巻の予定で刊行を開始した.編集にあたったのは,大学を追われたばかりの向坂逸郎・大森義太郎である.《資本論》を除き全27巻・別巻・補遺(計32冊)の大部となったが,この刊行はソヴェトのマルクス・レーニン研究所の《全集》刊行に先行する世界最初の《マル・エン全集》であった.〔参〕向坂逸郎《わが資本論》1972.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。