法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   行田足袋工争議[労]1927.4.-

行田足袋工争議[労]1927.4.-

行田足袋工争議[労]1927.4.-

   足袋製造で有名な埼玉県行田で起きた評議会指導の争議.1925年以降不況の行田足袋では同年4月労働争議防止のため行田足袋職工組合が創立された.これに対し’26年4月評議会埼玉足袋労組が結成されたが2ヵ月で解体.’27年に入ると不況はいっそう深刻化し,操短・賃下げ・遅払いが広がった.評議会は組織の再建に乗り出し,4月から7月にかけ7工場で争議を指導,8月に埼玉合同労組を結成した.10月から注文殺到という活況をとらえ賃上げ争議を指導し,11月から12月にかけ11工場で順次〈巡回スト〉を実施.12月6日のデモで幹部が総検束されて,組合は解散した.〔参〕渡辺悦次〈”行田足袋”における評議会組織の結成と1927年争議〉(埼玉県史研究5号).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ