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対支非干渉運動[社]1927.3.30

対支非干渉運動[社]1927.3.30

   中国国民革命軍の北伐に対する列強の干渉阻止・革命支援の連帯活動は,無産3党の協議で始まった.しかし,3党の対立関係と中国革命陣営内の分裂の進行が重なりあって,社民党は蒋介石支持,労農党は中国共産党支持,日労党は中間にあって動揺するという3方向に分かれた.労農・日労間で1度ではあるが共闘が実現したのち,労農党は他の左翼団体と対支非干渉全国同盟の結成にふみきった.1928年6月10日付《無産者新聞》の,非干渉同盟は職場や農村に根をもたない左翼だけの〈上からの〉組織であったという指摘は同盟の活動の実態を示している.〔参〕大野節子〈1927年の対支非干渉運動〉(増島宏編《日本の統一戦線・上》1978).⇒1929[社]7.25.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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