郵船司厨部争議[労]1927.3.3
郵船司厨部争議[労]1927.3.3
日本郵船の司厨部員3200人で組織する郵司同友会は,退職手当・年度手当の増額など8項目を要求して3月19日より下船ストに入った.スト期間40数日,下船者は最高時で55隻1600人以上.会社の態度は強硬で,下船者の代替に中国人司厨夫などを乗せた.海員組合は〈中立〉を声明,同友会内部にも意見の対立が生じ,争議は組合側の敗北に終わった.〔参〕笹木弘〈わが国の海上労働運動に関する研究・I〉(海事産業研究所報153号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。