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日農分裂[社]1927.2.3

日農分裂[社]1927.2.3

   1926年3月の日農第5回大会での平野力三派の脱退と全日本農民組合同盟結成(日農第1次分裂)に続く第2次分裂や左翼団体に対する労農党の門戸開放をめぐる対立に起因する日労党の結成は,政党支持をめぐる日農内部の対立に連動し,杉山委員長の辞任をひきおこした.日農中央委員会は労農党・日労党の合同を訴えて組織分裂の回避に努めたが,結局,中央常任委員会は須永好・浅沼稲次郎・三宅正一ら日労党支持派の12人を除名した.被除名派はただちに杉山を組合長とする全日本農民組合を結成し日農第2次分裂が現実化した.この分裂は,農民運動における中間派の形成を意味するものであった.〔参〕《農民組合50年史》1972.⇒1922[社]4.9,1926[社]12.9.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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