海事協同会[労]1926.12.14
海事協同会[労]1926.12.14
海員の職業紹介,労働条件の協議決定,争議の予防調停などを目的に結成された.海員紹介条約の紹介権をめぐる争いに端を発したものであるが,政府指導のもとに多目的の労資協同機関となった.構成は船主協会,海員協会,海員組合の3者.労働市場の独占的な支配,労資交渉権獲得の反面でスト規制がもりこまれていたことから,左翼組合などの激しい非難をあびた.〔参〕米田富士雄《海事協同会の回想》1952.⇒1921[労]5.7.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。