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木崎村小作争議[社]1926.5.5

木崎村小作争議[社]1926.5.5

   日農が指導した代表的な争議.争議は1922年,村内の笠柳・横川農民組合による小作料2割減免要求に始まり,翌年には全村にひろがって日農木崎聯合会が結成された.地主真島桂次郎らは’24年3月,小作地の立入禁止を強行した.この立禁はその後解除されたが,’26年4月には地主の土地返還を要求する立禁強制執行で小作人と官憲が衝突し,事件は全国的な反響をよんだ.小作人側は,小学校児童の同盟休校・無産農民学校建設,税金不納などの闘争を展開したが,’30年7月,東京控訴院で和解が成立した.小作人の耕作権は認められなかったが,争議後の裁判では小作人に有利な判決が多くみられた.〔参〕合田新介編著《黎明の日々 木崎争議史》1982.青木恵一郎《日本教育外史 木崎村農民運動史》1979.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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