レプセ来日[労]1925.9.20
レプセ来日[労]1925.9.20
評議会は1925年9月上旬,当時中国総工会の招きで訪中していたソ連金属労働組合執行委員長レプセを日本に招くことを決めた.レプセ一行は9月20日下関に到着,評議会の野田律太・三田村四郎・河田賢治らが出迎えた.一行は上京途中の各停車駅で,警官の厳重な取締りにもかかわらず労働者の熱烈な歓迎をうけ,東京駅到着のさいはホームをうめた2千人の労働者の熱烈な歓迎をうけた.これに驚いた警察は組合幹部を次々と検束し,一行は労働者との交流を不可能にされ,9月27日帰国した.しかし,レプセ来日は日ソ労働者階級の連帯を強める一契機となった.〔参〕谷口善太郎《日本労働組合評議会史(復刻版)》1975.⇒1925[労]5.24.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。