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《女工哀史》[文]1925.7.10

《女工哀史》[文]1925.7.10

   大正後期を舞台とした紡織女工の労働条件・生活状態の記録であるが,著者細井和喜蔵は,繊維工場で働いた体験をもち,女工の立場に立った記述に特色がある.とくに募集人の陰湿な活動ぶりについてリアルに描き,当時の賃金水準・支払方法・労働時間などの労働条件を知るうえでも貴重な資料であり,女工の心理・思想や著者の理想とする〈工場国有〉論にまで及んでいる.〔参〕高井としを《わたしの〈女工哀史〉》1980.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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