芝浦製作所争議[労]1925.7.10
芝浦製作所争議[労]1925.7.10
アナキズム系の企業別組合・芝浦労働組合は従業員2500人中千数百人を組織していたが,会社の組合活動家首切りを機に,1925年7月ほぼ全従業員が参加してストに突入した.しかし組合幹部が従業員大会の反対を押しきり,不利な条件でストを終結させたため,アナ系幹部の影響力が弱まって評議会の影響が強まり,企業別組合から横断組合へ脱皮する動きが強まった.〔参〕広川禎秀〈1920年代における日本労働運動の発展〉(日本史研究118号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。