中国,5・30事件[国]1925.5.30
中国,5・30事件[国]1925.5.30
上海の租界警察による中国人射殺事件.この事件の肯景には租界当局と中国民衆の対立の激化および日本在華紡争議の高揚があり,反帝国主義闘争を推進しようとする中国共産党の指導があった.この事件を口火に,不平等条約廃棄と反帝国主義という明確な目標を掲げた大衆ナショナリズム運動が上海・香港・漢口・南京・北京・天津など全国に拡大した.〔参〕小杉修二〈5・30事件の一考察〉(野沢豊編《中国国民革命の研究》1974)
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。