武相労働聯盟[労]1925.5.20
武相労働聯盟[労]1925.5.20
横浜船渠の工信会と浦賀船渠の工愛会は,企業別の組合としてその地位を固めつつあったが,1925年5月に武相労働聯盟を発足させた.綱領には〈産業立国〉が掲げられ,その枠内での〈社会的地位〉の確立をめざした組織であった.この当初の改良主義的傾向に変化をもたらしたのは,’29年の石川島造船所自彊組合の加盟である.以降,聯盟内部でも日本主義派のイニシアチブが確立された.〔参〕安田浩《大正デモクラシー史論》1994.⇒1926[労]10.9.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。