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労働者募集取締令[経]1924.12.29

労働者募集取締令[経]1924.12.29

   第1次大戦後の労働力需要の増大に伴い,労働者募集が積極化したが,繊維産業の女工募集に典型的にみられるように,その弊害も増大した.そこで府県ごとに一貫性を欠いていた労働者募集規則を統一すべく,この取締令が公布された.このなかで,募集従事者の身元を地方長官に届け出,その許可を必要としたこと,募集の際に〈誇大虚偽ノ言辞ヲ弄〉することを禁止したことなどは,当時の労働者募集の実情を反映している.〔参〕細井和喜蔵《女工哀史》1925.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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