学生社会科学聯合会[社]1924.9.14
学生社会科学聯合会[社]1924.9.14
震災後しばらく沈滞していた学聯は,1924年9月14日の全国代表者懇親会で学生社会科学聯合会(SFSS)と改称し中央集権的整備を行った(加盟49校,会員1500人).さらに’25年7月16日の第2回大会で〈全日本学生社会科学聯合会〉と改めた.大会翌日の秘密会は学聯テーゼを決定,マルクス主義を指導精神とし学生運動を無産階級運動の一翼と位置づけた.この間,全日本学生自由擁護同盟・全国学生軍事教育反対同盟などを組織し,軍教反対デー・小樽高商軍教反対事件など活発な運動を展開した.’29年11月共産党と共青の方針により戦闘的解消宣言を出し解散した.〔参〕稲岡進・絲屋寿雄《日本の学生運動》1961.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。