東京市電従業員自治会[労]1924.5.1
東京市電従業員自治会[労]1924.5.1
1920年争議で日本交通労働組合が崩壊した後をうけて東京市電に成立した従業員組織.復職者有志による相互扶助を目的とする人間会と,組合再建を志す復興同志会の合同を契機として組織されたもので,協調的な色彩を帯びながらも,〈民衆共存〉の途を労働組合のうちに求めていた.’24年暮自治会が待遇改善を求めて〈安全デー〉と称する怠業を組織するにいたったため,当局もやむなく自治会を〈労働団体〉として承認した.〔参〕《東京交通労働組合史》1958.⇒1919[労]9.3,1929[労]6.25.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。