レフト[社]1923.3.下
レフト[社]1923.3.下
共産党労働組合部(部長杉浦啓一)発起の創立協議会で,(1)各地労働組合の左翼分子を結集し,(2)アナキズム系の自由連合主義を排して運動のボルシェヴィキ化をはかり,(3)プロフィンテルンに加盟する左翼労働組合をつくることを目的に結成された.メンバーの拡大につれ中央委員は山本懸蔵・野坂参三・葉山嘉樹・西尾末広ら13人で機関誌《労働組合》(1923年6~8月まで3号)を発刊し組織拡大につとめた.葉山ら名古屋での活動は6月の〈名古屋共産党事件〉で壊滅し,’24年2月の共産党解党で自然消滅した.’25年9月19日統一運動同盟の指導組織として再建され,機関誌《労働者》を発刊した.’27年12月解体.〔参〕斉藤勇〈エルピー(RP事件)〉(名古屋市立女子短期大学研究紀要28集,1979).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。