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南葛労働協会[労]1922.10.25

南葛労働協会[労]1922.10.25

   〈南葛労働組合〉あるいは〈南葛労働会〉ともいう.1922年10月,東京府下南葛飾郡亀戸町(現江東区)を中心に渡辺政之輔・藤沼栄四郎らが創立した左翼労働組合.政治的自覚の低い労働者大衆をも獲得すべく〈協会〉の名を付したという.広瀬自転車の争議をはじめ,地域の運動に積極的に関与した.その戦闘性は広く知られ,俗に〈南葛魂〉と呼ばれた.しかし,その戦闘性が官憲の憎悪をまねき,’23年9月の関東大震災に際し,川合義虎・吉島吉蔵・山岸実司ら8人の幹部・青年労働者が亀戸警察署内で殺された(亀戸事件).翌’24年2月,東京合同労働組合へと発展的解消を遂げ,総同盟に加入した.〔参〕山代巴・牧瀬菊枝編《丹野セツ》1969.労働運動史研究36号,37号.⇒1923[政]9.3




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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