協調会労働委員会法案[政]1921.10.12
協調会労働委員会法案[政]1921.10.12
1921年の団体交渉権獲得運動の後,協調会では,既存の労資懇談会を調査し,それをふまえたうえで〈労働委員会法試案〉を内閣総理大臣等に建議した.この試案の特徴は,立法により強制的に組織の設置を義務づける(1年以内)ところにあったが,委員の選出方法や懇談事項については,現実の多様な動向をふまえて,単に規約例を示すにとどめた.しかし,結局この立法手段による強制の方向は退けられた.〔参〕《協調会史》1965.⇒1919[政]12.22.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。