藤田農場争議[社]1921.8.-
藤田農場争議[社]1921.8.-
藤田組が岡山県児島湾干拓事業によって造成した土地への移住者からなる藤田農場で発生した,日農指導の代表的小作争議.争議は,1921年,小作人の小作権確認と小作制度改正要求から始まり,’27年まで続いた.この争議は,日農創立当初の大争議として全国的な労農運動高揚の契機となり,日農の小作料永久3割減闘争という岡山戦術が全国的にひろがっていく発端ともなった.〔参〕水野秋《岡山県社会運動史》3巻,4巻,1977,1978.《岡山県藤田農場の解放顛末》1950.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。