同愛会[社]1921.5.-
同愛会[社]1921.5.-
1921年5月,有馬頼寧を会長に結成された融和団体.東京・千葉・埼玉などを中心に組織を広げ,機関誌《愛に満てる世を臨みて》(4号より《同愛》と改称)を発行,全国水平社の差別糾弾闘争に対し社会の反省を求め,水平社との提携協力をめざし,宮内大臣牧野伸顕を動かして水平社への財政援助も行った.有馬の襲爵を機に,’27年7月30日,中央融和事業協会に合併吸収された.〔参〕藤野豊〈融和団体「同愛会」史論〉(歴史学研究485号).《同愛(復刻版)》1983.⇒1922[社]3.3.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。