ネップ(新経済政策)[国]1921.3.8
ネップ(新経済政策)[国]1921.3.8
ソヴェト・ロシアで戦時共産主義体制以降にとられた措置.農業では,農民の食糧割当徴発税を現物税に代え,農民に余剰食糧を市場で自由に販売する権利を与え,工業では,小工業・私的経済が一定程度認可された.ネップは,農民の生産意欲を刺激し,経済再建を可能にしたが,農産物と工業製品の価格差が広がり,都市労働者に不満が現われるという問題もはらんでいた.〔参〕A.ノーヴ《ソ連経済史》1982.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。