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友愛会第8周年大会[労]1920.10.3

友愛会第8周年大会[労]1920.10.3

   会名から大をとり日本労働総同盟友愛会に改称し,次期大会で友愛会も削除することを決定した.組織面では会長名は存続されたが本部理事会を中央委員会,理事を中央委員とするなど労働組合としての体制が整備された.大会の論議では関東のサンディカリズム的主張に対し関西のアンチ・サンディカリズムが対立し,建議案中の〈工場法改正,労働組合法制定実行委員会設置に関する件〉〈生産者議会を中央に招集するの件〉などの問題で論争が行われた.全体として関東を中心とする左派が直接行動論を唱え,賀川豊彦らの階級闘争否認説を圧倒し友愛会の戦闘化をすすめたが,後の組織的分裂のきざしがみえた.〔参〕《総同盟50年史》1巻,1964.⇒1919[労]8.30,1921[労]10.1.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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