第１回国勢調査［政］１９２０．１０．１

   全国一斉に行われる最も基本的な人口統計調査．１８９６年江原素六ら４議員が国勢調査執行建議を衆議院に提案し可決され，１９０２年国勢調査に関する法律も可決された．しかし’０５年の第１回調査は日露戦争で中止，以後財政難を理由に延期されたが，’１８年国勢調査執行令で第１回調査施行が確定した．調査項目は氏名，世帯における地位，性別，生年月日，配偶関係，職業とその地位，出生地，民籍・国籍で，朝鮮は３・１運動後で除外された．その後１０年ごとの本調査と中間時点での簡易調査も実施されることとなった．〔参〕《総理府統計局百年史資料集成》１・２巻，１９７３，７６．⇒１９３０［文］１０．１．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。