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伊,工場占拠[国]1920.8.30

伊,工場占拠[国]1920.8.30

   第1次大戦後の経済危機のなかでCGL(労働総同盟)の組織は急速に拡大し,ストライキ闘争が尖鋭化した.8月,賃上げをめぐる金属産業の交渉が決裂,労組の怠業宣言に対する工場閉鎖に先手を打つためミラノやトリノの金属労働者は工場を占拠し,労働者管理を試みた.しかしCGLの全国評議会は闘争目標を〈組合の企業管理の原則〉の承認に限定し,ジョリッティ首相の収拾案に応じた.労働者は経済的要求への譲歩と引きかえに1ヵ月後に闘争を終結させ,以後運動は退潮に向かった.〔参〕P.スプリアーノ《工場占拠》1980.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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