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富士瓦斯紡押上工場スト[労]1920.7.14

富士瓦斯紡押上工場スト[労]1920.7.14

   組合活動が盛んで友愛会婦人部の中核組織であった富士紡押上工場で,7月13日会社側は突如,組合幹部3人を馘首した.そのため翌14日男女工2千余人(内女1600人)は一斉にストに突入.会社側の猛烈な切り崩しのなかで寄宿女工を中心に争議団は結束を守り,21日会社側から〈労働者の結合団結の自由をみとむること〉という譲歩を引き出した.争議はこれで収まるかにみえたが,23日会社は有力な女工幹部の解雇を発表,争議が再発した.だが,ゆるんだ結束と猛烈な切り崩しのなかで争議団は惨敗した.〔参〕帯刀貞代《日本の婦人》1957.⇒1916[労]6.-,1917[労]7.29.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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