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普選運動[政]1920.2.14

普選運動[政]1920.2.14

   第1次大戦後の40~42議会の普選運動は,都市中間層と無産勤労市民の運動が結合したことに特徴がある.1920年1月に42議会が再開されると,都市中間層が主体となった全国普通選挙聯合会が結成され,運動の中心となった.労働組合は関西では,’19年に結成された普通選挙期成関西労働聯盟が中心となり積極的にとりくんだ.関東では’20年に普選期成治警撤廃関東労働聯盟が結成されたものの,サンディカリズムの影響などもあり,慎重であった.運動は全国的な大衆運動に発展し,野党は普選案を提出したが,政府はこれを争点に議会を解散した.〔参〕松尾尊兊〈第一次大戦後の普選運動〉(井上清編《大正期の政治と社会》1969).⇒1919[社]2.9,1919[労]12.15,1923[政]10.22.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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