ILO官選労働代表反対運動[労]1919.9.15
ILO官選労働代表反対運動[労]1919.9.15
組合活動家はILO結成を,権威ある国際機関が労働組合の公認を政府に迫ったものと歓迎した.しかし,政府が労働代表選出を組合の意向の反映しない選考協議会に委ねたことから,その怒りは爆発した.組合は連合して反対運動に取り組み,桝本代表はかろうじて出発する有様であった.この運動は諸組合の連合を強め,また,活動家たちを急進化させた.〔参〕村山重忠〈国際労働会議と労働組合〉(社会労働研究14巻2号).⇒1919[国]10.29,1924[政]2.15.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。