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炭坑の米騒動[労]1918.8.16

炭坑の米騒動[労]1918.8.16

   都市部を主な舞台として高揚した米騒動は,8月16日以降,次のように山口県と筑豊を中心に炭鉱地帯へと波及した.山口県沖山炭鉱(8.16~18)・福岡県峰地炭鉱(8.17~18)・方城炭鉱(8.19)・絲田炭鉱(8.19~21)・菅牟田炭鉱(8.22~23)・新原炭鉱(8.26~28)・中央炭鉱(8.27~28)・佐賀県芳谷炭鉱(8.23~29)・貝島炭鉱(8.28~29)・岩谷炭鉱(8.29)・相知炭鉱(8.29)・杵島炭鉱(8.29)・多久炭鉱(8.30~31).これらの炭坑では,鉱夫たちが30~50%の賃上げなどを要求して暴動となり,事務所・倉庫等を襲撃した.このうち,峰地・中央・相知などでは,出動した軍隊と鉱夫が対峙し,抜剣・発砲により多数の死傷者が出た.会社側は,賃上げや支給米価格引き下げ等の収拾策をとり,平静化した.〔参〕井上清・渡部徹編《米騒動の研究》全5巻,1959~62.林えいだい《筑豊米騒動記》1986.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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